RPAエンジニアの雑記

RPA(Blue Prism)について色々記載してます。

(BluePrism)使ってみようデータゲートウェイ ~環境構築編~

こんにちは、おむおむです。

家の前の工場の解体工事が行われており、
最高のテレワーク環境となっています。

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データゲートウェイとは?

Blue Prismのv6.5から追加された機能です。

以下のデータを、
・セッションログ
・公開されたダッシュボードのデータ
・ワークキュー分析データ
・内部オブジェクトのアクションで指定されたコレクションのデータ

以下のいずれかに転送できる機能です。
・ファイル
・HTTPエンドポイント
・Splunk
・データベース(Blue Prismで使用するものとは別)

今回は、その環境構築について書いていこうと思います。

長くなるので、詳しい使い方は別記事で書きます。
べ、別に検証が追い付いてないわけじゃないんだからね///

詳細はこちら↓
bpdocs.blueprism.com
bpdocs.blueprism.com

データベースの準備

まず、SQL Server側で諸々準備する必要があります。 1つずつ見てみましょう。

Blue PrismデータベースのあるSQL Serverインスタンスが、
データゲートウェイエンジンを接続可能な構成であること。
そのためには以下が必要です。
  ・TCP/IPプロトコルが有効にされ、
    静的ポートで[すべてリッスンする]に設定されていること
  ・サーバー認証がSQL ServerとWindows認証の両方を許可するように構成されること。
    データゲートウェイは、Blue Prismデータベースにアクセスするために、
    SQL Serverにログインを作成する必要があります。

TCP/IPプロトコルを有効にする

まあこれは大丈夫でしょう。
Blue Prismの初期構築の段階で有効にしている、はず。

SQL Server構成マネージャーで確認してみましょう。

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静的ポートで[すべてリッスンする]に設定する

ここからは、もしかしたら初期設定されていない方もいらっしゃるかもです。

順番は前後しますが、まずは[すべてリッスンする]の方から見ていきましょう。

設定箇所は、前項で確認した「TCP/IPプロトコル」のプロパティです。 「プロトコル」タブの「すべて受信待ち」が
「はい」になっていることを確認しましょう。
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そして次に、静的ポートを使用するよう設定します。
性的、ではなく静的です。タイツではありません。

同じくTCP/IPプロトコルのプロパティから、
IPアドレス」タブの「IPALL」で
TCPポート」に1433、「TCP動的ポート」をブランクとして設定します。
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混合認証モードにする

続いて、SQL Serverの認証モードを変更します。

レジストリを直接書き換えたくないので、
SSMSから操作していきます。
詳しくはこちらから↓

docs.microsoft.com

ちなみに、v6.8からWindows認証のみでも使用できます。
設定方法は、、、

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教えねーよ!

これでも読んでな!

https://portal.blueprism.com/system/files/documents/v6.8%20User%20Guide%20-%20Data%20Gateways_3.pdf

ユーザの作成

さて、気を取り直しまして・・・
続いて、SQL Serverのログインユーザとデータベースユーザを作っていきます。

SSMSのGUI操作でもできますが、
せっかく例示してくれているのでSQLを叩いてみましょう。

USE {Blue Prismで使用しているデータベース名};

CREATE LOGIN [{ログインユーザ名}] WITH PASSWORD = '{パスワード}';
CREATE USER [データベースユーザ名] FOR LOGIN [ログインユーザ名];
GO

sp_addrolemember 'BPA_DataGatewaysEngine', '{データベースユーザ名}'
GO

ログインユーザ名とパスワードは後ほど使用するので
忘れずにメモっておきましょう。

Blue Prismの準備

続いてBlue Prism側の準備です。
こちらも色々とややこしいのでがんばりましょう。

データゲートウェイエンジンのインストール

データゲートウェイエンジンはLogin Agentとは違い、
Blue Prismのインストールフォルダにインストーラが展開されません。
Portalからダウンロードする必要があります。

https://portal.blueprism.com/product/extras

インストーラを叩くと、特に何かの入力は求められることなく
コンポーネントがインストールされます。

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暗号化方式

まずは暗号化方式の設定です。
キーの場所がアプリケーションサーバで、
かつ利用可能になっている必要があります。

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認証情報の作成

続いて、先ほど作成した
SQL Serverのログインユーザ名とパスワードを
Blue Prismの認証情報として作成します。
このとき、認証情報のタイプを
データゲートウェイ認証情報」にしておくのをお忘れなく。

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データゲートウェイの構成

最後に、データゲートウェイ構成です。
「システム」タブの「データゲートウェイ」の「構成」から、
どのデータをどこに送信するか、
そして先ほど作った認証情報を選択しましょう。

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起動できているか確認

データゲートウェイが起動できているかどうかは、
コントロールルームから確認することができます。

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これにて設定、完!
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まとめ

・意外と設定、大変('ω')
SQL Server、奥が深い!

Go To Eat、いいですね。
税金で飯を食っている感じがします。